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第34回夜空を彩る −納涼祭から花火そしてドローンショー

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こんにちは、いつも当コラム、ならびにブログサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

夏を彩るフェスティバル

暑い日が続きますね。
夏といえば、各地で行われる夏祭りや納涼祭を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
当社でも毎年夏にフェスティバルが開催されており、今年は8月29日に行われる予定です。

今回のコラムは、夏のフェスティバルを入り口に、夜空を彩る花火、そして近年広がりつつあるドローンショーについて考えてみたいと思います。
それでは、早速フェスティバルのブログ記事をご紹介します。

■今回のピックアップ・ブログ

人と人をつなぐ納涼の文化

サマーフェスティバル、あるいは納涼祭は、一般的に企業で行われることが多いイベントです。
オフィスを離れて部署の垣根を超えたコミュニケーションを図り、従業員とその家族を招いて会社への理解や愛着を深めてもらうためのイベントとして開催されていると思います。

その起源であろう「夕涼み」の習慣も、平安時代から江戸時代にも見られ、親睦を図る行事でした。
平安時代には避暑地で過ごした習慣がありましたし、安土桃山時代には、京都の鴨川に納涼床がありました。
そして江戸時代には、川開きの花火をみながら夜空を眺める庶民の様子が浮世絵に描かれていました。

夜空を照らす光のサイエンス

日本の花火には、赤、緑、黄、青、白など、さまざまな色があります。
その色を生み出しているのは、主に火薬に含まれる金属化合物の炎色反応です。
学校の理科の実験で、炎の色が、金属によって変わる様子を見たことがある方も多いかもしれません。

江戸時代の花火では、黒色火薬が使われていたため、色は橙色の濃淡が中心でした。
これは「和火(わび)」と呼ばれます。
その後、明治時代に海外から色火薬が手に入ってくると、花火はより多彩な色をまといました。
「洋火(ようか)」と呼ばれました。

花火の色には、次のような材料が使われるそうです。
 赤:ストロンチウム(炭酸ストロンチウム)
 緑:バリウム(硫酸バリウム)
 黄:ナトリウム(シュウ酸ナトリウム)
 青:銅(酸化銅)
 白:マグネシウムやアルミニウム(炎色反応ではなく高温燃焼の白光)

「星」と呼ばれる小さな玉にこうした材料を含め、花火玉の中に複数の星を打ちあがりの花火の色を設計しながら配置します。
花火玉は、打ちあがり、中心の火薬が爆発することで、星たちが放射状に広がり燃えて、夜空にさまざまな色をした美しい輪が広がります。
一方、打ち上げが失敗して星の軌跡がふらついて、真円に広がらない場合を花火用語で「星が泳ぐ」と表現されるそうです。

昔、花火のシミュレーションをするゲームソフトで遊んだことがありましたが、空中から球状に広がる花火を眺めるような体験ができ、きれいな連続スターマインや地上とは違った花火の姿に見とれたのを思い出します。

花火からドローンへ引き継がれた夏の面影

花火の音が鳴りやむと、静寂の余韻とともに、夏の盛りが少しずつ遠ざかっていくように感じます。

最近では、花火のあとにドローンの風切り音が聞こえ、夜空に光の編隊が浮かび上がる光景も見られるようになりました。
LEDの発色や立体的な構成、隊列の動きによってつくられるショーは、火薬で夜空を彩ってきた花火とはまた違った魅力があります。
日々進化している自律飛行技術によってドローンの複数の機体が、互いに通信をしながら昆虫や鳥の群れのように、スウォーム飛行で編隊を維持していると思うと、興味が尽きません。

火薬の光からLEDの光への変化、そして一瞬で消える花火から、プログラムされた動きで描かれる光の演出への変化など、いろいろと形を変えながらも、夏の夜空を楽しむ風物詩は続いています。

今年の会社のフェスティバルや、地元の花火やドローンショーも、夏の余韻を感じられる貴重な時間として楽しみたいです。

2026年8月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
経営戦略本部 ブランド・コミュニケーション部
阿部 哲也

※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。