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前回お話しました通り、今回は、機敏で即応力のあるジャックを現場のOTネットワーキングに見立てながら、ブログ記事をご紹介します。
(ご参考:前回コラム「横浜三塔ストーリー 〜J.Q.K.A.は何処か、ご存知ですか?〜」)
タイトルに記載のジャック、すなわち「Jack」を辞書で引くと「Johnの愛称、見知らぬ男、乗っ取り屋」などと出てきます。
また「Jack of all trades」というイディオムの意味は何でも屋です(器用貧乏と使うこともある)。
トランプのカードでは当初「Knave(ネイブ:家臣の意味)」だったそうですが「King」と頭文字が重なり区別をつけるためJackとしたといわれています。
■今回のピックアップ・ブログ
昨今、工場や発電所などのデータ活用のためのOTネットワーキングはフィジカルAIの発展などが進むにつれて、ますますリアルタイム性の性能確保と耐障害性のロバスト性への要求も強くなっています。
現場に強いOTネットワーキングを、初動を支える“最前線のジャック”と私はイメージしたくなりました。
既設のセンサー付きフロントエンド装置をネットワークに接続するため、有線コネクター変換や無線接続に対応したIoTゲートウェイを設置します。
ゲートウェイには高信頼、冗長化のための機能や、途切れない通信のためのハンドオーバーの機能に加えて、耐環境性としてのロバスト対応の強化(例えば、長寿命対応や特殊な放射線影響への対応)などのIT環境にはない要求も出てきます。
さらに、カスタムが必要なデータを適合させる即応力が大事であり、フロントラインワーカーの働く現場の要望に沿って、ユースケースごとに対応を準備するエンジニアリング力が差別化となり得ます。
ところで、みなさんは、ナポレオンというカードゲームを遊んだことはありますか?
コントラクト・ブリッジにも似ていて切り札スート設定*1の条件の下、ナポレオンのチームとその敵のチームとの2つに分かれて競うゲームです。
ジャックはオール・マイティ(♠Aか♥A)に次いで強いカードで、切り札のスートのJは正ジャック、同じ色のスートのJは裏ジャックと呼ばれています。
この正ジャック、裏ジャックは、A, K, Q, 他のJのカード に勝てるカードです。
ナポレオンの象徴:オール・マイティの次に強いNo.2、No.3のカードが、ジャックのカードというのが面白いです。ナポレオンもかつてはジャックのようなポジションからスタートしたからでしょうか。

今回、現場で縦横無尽に走り回るジャックのイメージを無線ネットワークやIoTゲートウェイに見立てました。
港街に現れたジャック、彼はデジタルアセットをネットワークでつなぎ、データを輝かすべく臨機応変に戦い、必殺の一槍を持って先頭を駆け抜けます。
次回はクイーン編を書きたいと思いますので、ご期待ください。
2026年1月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
経営戦略本部 ブランド・コミュニケーション部 阿部 哲也
※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。