Cisco ThousandEyes 導入効果
クラウドサービス利用時の
「ブラックボックス」を
解決するサービスレベルモニタ
情報技術の進化によって、今やオフィス内だけでなく自宅や外出先などさまざまな場所から業務システムにアクセスできるようになりました。さらに、業務で用いるアプリケーションもそのほとんどがクラウドを活用したものになり、機能や柔軟性が向上してきています。これらは、働き方の多様化推進とビジネスの俊敏性に大きく貢献してきています。
しかしその反面、すべて自社内でシステム構築してきた頃に比べてシステム管理者が把握できない範囲は大きく広がり、業務システムの可用性維持のため管理者にかかる負担は膨れ上がっています。その影響もあって業務システムのサービスレベルは低下し、便利になっているはずの業務システムを利用しているユーザーの不満が、かえって大きくなってしまっていませんか。
シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)のデジタルエクスペリエンス監視製品である「ThousandEyes」は、自社内環境・ユーザー端末・インターネット上それぞれで情報を収集することで、広範囲かつ詳細に利用中のサービスのパフォーマンスを把握することができます。管理者の技術的な負担を軽減するだけでなく、ユーザーとの的確な情報共有によってユーザーと管理者双方の精神的なストレス緩和にも貢献します。
監視対象範囲が幅広く、障害および障害の前兆の検知が遅れてしまう
障害発生箇所の特定が困難で、対処にかかる工数・時間が増大してしまっている
問題が発生した際、ユーザーに十分な状況説明や進捗報告ができずクレームに発展してしまう
端末のブラウザにプラグインする「Endpoint Agents」、自社サーバーやネットワーク機器にインストールする「Enterprise Agents」に加えて、シスコが世界中のインターネット上の監視ポイントに配備して管理している「Cloud Agents」が随時情報を収集します。
各 Agents が監視ターゲットとなるサービスに対してテスト通信を行うアクティブ監視によって、サービスのパフォーマンスをリアルタイムで把握することができます。これにより、ユーザーに影響が出る前に障害や障害の予兆を検知し、経路の変更などのプロアクティブな対応をすることでサービスの停止を最小限に抑えることが可能となります。
前述の3種類の Agents の働きによって、エンドツーエンドの通信パスを可視化し、障害がどこで発生しているのかを迅速に特定することができます。インターネット上での障害や在宅勤務者の通信環境といった、状況を把握しづらい原因であっても容易に発見できるなど、障害対応にかかっていた工数と時間の大幅な削減を実現できます。
アプリケーションの応答時間などユーザー視点の体感が可視化できることから、明確な障害が発生していない場合でもユーザーの不満に寄り添った対応ができるようになります。また、ユーザーからの障害報告に対して、何が原因なのか、そしてその原因に対して現時点でどのような対応をしていて復旧見込みはどれくらいになりそうか、などの回答が迅速に行えるようになることによってユーザーの不安やいらだちといったマイナスの感情を抑えることに役立ちます。
これは同時に、ユーザーのクレームに対応せざるを得ないサービスデスク担当者の精神的な負担の軽減につながり、結果的にサービスデスク、すなわちサービス提供者とユーザー間のコミュニケーションを円滑にし、より良いサービス提供を可能とします。
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