某医療施設では、新棟の増築に伴いナースコールシステムの導入が必要でした。また、既設棟のネットワーク設備の見直しも検討されており、新棟と併せて院全体のネットワークシステムを更新・導入したいと考えていました。
当社は、お客さまの「ナースコールを使用する現場において、将来的な業務の効率化を視野に入れたシステム整備を行いたい」という要望に応えるため、PHS端末とスマートフォン端末の両方に対応可能なPBXおよびマルチデバイス対応のネットワーク機器の導入を提案いたしました。
まず、ネットワークに関しては、新棟への新規導入と既設棟への更新が求められていました。そこで、両棟にマルチデバイス対応のアライドテレシス製ネットワーク機器を導入します。この導入により、両棟に従来よりも安定したネットワークが供給されるのはもちろん、将来的に導入を予定している見守りカメラ(有線)やスマホナースコールなどのデバイスへの連携も可能となります。
次に、新棟に求められていた新規ナースコールシステムの導入については、BSアンテナを利用したPHSナースコールシステムと、PHS端末とスマートフォン端末の両方に対応可能な当社のPBX(日立IP-PBX NETTOWER CX-01)を採用します。
本事例の提案時点では、新棟へのナースコール短期導入が目的だったためPHS端末を採用しましたが、当社のPBXを採用することで先述した新規ネットワーク網へのナースコールシステム統合が可能となり、将来的にスマホナースコールへの移行も対応可能となります。なお、既設棟も新棟と同様の当社PBXとアライドテレシス製ネットワーク機器に入れ替えることで、新棟と同様にスマホナースコールへの移行準備が整います。
このように、PHS端末からスマートフォン端末へ移行する際の基盤を整えながら、現場の業務効率化も図るご提案をしました。
ナースコール関連の各種業務アプリケーション、システムとの連携
効果
院内のネットワークワークシステムの提供
効果
ナースコールシステムと連携したPBX、マルチデバイスに対応したネットワーク製品の導入により、以下のような効果が得られます。
「今後のシステム整備も考慮したい」というご意見に寄り添い、将来的に導入が見込まれる各種システムとの連携が可能なネットワークシステムの導入を提案しました。「一時的なシステム構築ではなく、長期的な視点での提案に信頼を寄せて依頼することができた」と評価いただきました。
新棟への新規ナースコールシステム導入に加え、既設棟のネットワークシステムの更改にもトータルで対応いたしました。「既存システムも見直したい」というお客さまのニーズに沿った対応を行い、「常に顧客目線で考えてくださったことに安心感があった」とのお声をいただいております。
当社は今回の事例のような病院向けシステムの対応が可能です。ナースコールシステムや院内のネットワーク導入を通じて、医療機関の効率的なコミュニケーションや情報共有のニーズに応えます。ぜひお気軽にお声掛けください。