学内外のシステムが複数存在し、それぞれが異なる認証方法だったため管理者の業務効率が悪く、生徒らの操作性も煩雑になっていました。さらに、既存システムの保守期間満了も迫っているという状況でした。
複数の学内外システムの存在により煩雑化していたID管理の問題を解消するため、当社は統合認証基盤の導入を提案しました。
ここで大きな問題となったのは現行システムの保守期間満了が近づいていたことです。この場合、短期間でのシステム導入が必要とされますが、短期間での構築にはリスクも伴います。
そこで当社は、既存システムを一定期間延長利用しながら4フェーズに分けた構築の実施を提案しました。この方法を選んだ理由は、以下の4つの効果が見込まれたからです。
このアプローチにより、最終的にはより安定したシステムが完成しました。
生徒や職員のアカウント情報(ID/PWなどの登録情報)を一元化
効果
ユーザー認証の一元化
効果
統合認証基盤にかかわるセキュリティの設計・構築
効果
統合認証基盤にかかわるネットワークの設計・構築
効果
統合認証基盤の導入によって、学内外で使用するシステムが一元管理され、それに伴いID/PW管理も集約されます。
上記により、ユーザーは一度のログインで全てのシステムにアクセスできるようになり、業務の効率が大幅に向上します。従来、複数のシステムで個別にログイン作業を行っていた手間が省け、時間の節約と業務のスムーズな進行が実現します。
さらに、統合的な認証管理が導入されたことにより、セキュリティリスクが大幅に低減します。これにより、ユーザーは安心してシステムを利用できる環境が整い、情報保護が強化されます。
加えて、複数の認証システムを一元化することで、運用コストも低減されます。システム管理の手間や費用が減少し、全体のコスト効率が向上します。
お客さまへの提案時にご紹介したネットワーク構築実績から、当社技術力の信頼性の高さを評価いただきました。(具体的なネットワーク構築実績については今後の導入事例紹介で随時公開予定です)
お客さまの現行システムの保守期間を見据え、システムを止めず、リスクを最小限にとどめるなど、寄り添った提案を評価いただきました。
機器導入から構築、保守全般を一貫して対応できる技術力があると判断していただきました。
当社は今回のプロジェクトを通じて得た実績をもとに、さらに多くの教育機関や組織への展開を計画しています。お客さまのニーズに応じた環境を提供できるよう努めてまいりますので、ぜひお気軽にお声掛けください。