みなさん、こんにちは。ネットワーキング事業部プラットフォームサービス部の溝口です。
普段はストレージサービスのSEをしていますが、今回のブログはストレージやクラウドのお話ではなく、英語学習がテーマです!
当社では今後さらにグローバルビジネスの機会が増えることを見据え、社内TOEIC®テストや英語学習コンテンツを充実させるなどさまざまな施策を行っています。せん越ながら、私は2023年度の社内TOEICテストで1位を獲得しました。
どうやって英語を学んだの?続けるコツは?と質問されることがあったので、私なりの英語学習法や業務の中で英語活用した結果、TOEICのスコアが伸びたお話をしようと思います。
英語に興味をもったきっかけ
私が英語に興味を持ったきっかけは、家族で初めて行った海外旅行です。
ホテルの広い庭園で迷子になってしまい、自分より背丈が倍以上ある警備員のおじさんに声をかけられた時のことです。いろいろ質問されたのですが、当時小学6年生だった私は何を言われているか分からず途方に暮れていたところ、ふいに「How old are you?」という言葉が耳に入ってきました。
旅行前に父から「How are you?」と「How old are you?」だけ教えてもらっていて、偶然聞き取れたのです!
ただ、12(Twelve)を覚えていなかったので、おそるおそる指折りで12数えてみたら、警備員のおじさんがニコッと笑って「You're twelve years old!」と答えてくれました。
外国の方とコミュニケーションを取れたということがとても嬉しく、英語学習の原体験になっています。
私の英語学習プロセス
中学入学前に英語に対する大きなモチベーションを得たものの、中学、高校での成績は常に中くらいで、特に英語が得意というわけではありませんでした。
では、どうやって英語力が伸びたのか?
私の場合は学校の授業や受験でインプットされた情報(英単語、文法)がベースとなり、そこに自分の好きなこと・趣味がうまくかみ合って、結果的に英語力が伸びたのではないかと考えています。
下表に私の英語学習プロセスを簡単にまとめてみました。

好きなこと×英語で自分なりの学習方法に
語学学習は「読む」「書く」「聴く」「話す」をバランスの良い割合で学んでいくことが大切とされています。
でも、いわゆる『お勉強』は退屈になりがちですし、継続することはなかなか難しいですよね。私も正直とても苦手です。
そこで、自分の好きなこと、趣味を深めるために英語をツールとして活用する方法を考えると、自分なりの学習方法になるのではないかと思います。楽しく続けられて、英語力も伸ばせれば一石二鳥ですよね。
私の場合、そもそも好きなこと(海外ドラマ・映画鑑賞など)と英語学習の相性が抜群だったこともありますが、夢中になってひたすら続けてきて、自分なりの英語学習法になったと思います。
みなさんも自分のライフスタイルに合う方法を考えてみてはいかがでしょうか。
例えば…
・スポーツ観戦が好きな人は試合を英語実況で聴いてみる
・料理が好きな人はSNSに載っている英語のレシピに挑戦してみる
・子どもと一緒に外国の絵本を読んでみる
・推し活をグローバルな仲間と一緒に楽しむ!
などなど、いろいろな方法が考えられると思います。
ご参考までに、私が今も続けている学習方法を紹介します。
ポッドキャスト × 英語
『バイリンガルニュース』という、世界のおもしろいニュースをバイリンガル会話形式で紹介するポッドキャスト番組を聞いています。全部聞き取れなくても日本語が入り混じって会話が進んでいくので、ゆるく聞けますよ。
ドラマ・映画 × 英語
観るペースは落ちましたが、気分に合わせて字幕機能を活用しています。
英語字幕 → 字幕を先に読んで速読の練習、ヒアリング内容を字幕で答え合わせ
日本語字幕 → 字幕を先に読んで、英語音声を予想(ピッタリ当たるとうれしい!)
字幕なし → ダイレクトに聞こえたまま、感じ取ったままを楽しむ
業務×英語でも成長できる
好きなことに英語を関連させて学習するお話をしてきましたが、実はもう一つおすすめの学習方法があります。
それは、実際の業務を行う中で英語を活用する方法です。私はこの方法でTOEICのスコアが100点伸びた実績があります。
以前参画していたプロジェクトではソフトウェアの開発元が海外の会社だったため、仕様書などのドキュメントは全て英語、問い合わせも全て英語で行う必要がありました。現在のように精度の高い自動翻訳ツールはなかったので、必死にドキュメントを自力で読み込むものの、当時は新入社員だったこともあり、技術的なことが分からず右往左往する毎日でした。先輩方に助けてもらいながら、試行錯誤を繰り返し、英語でコミュニケーションを取り続けること数年。段々と技術的な文書の読み方、伝え方が分かってきた頃にTOEICテストを受けてみたところ、自己最高得点を更新していました。(ちなみに留学後もTOEICスコアは上がりましたが、同じ100点…コスパが…)
このように、海外に行かなくても、業務で英語を日常的に使う機会があれば、英語力を伸ばすチャンスです!当時のチームメンバーで英語が苦手だった人も、めきめきと実力が上がっていったので間違いないと思います。また、業務以外でもITエンジニアとしての情報収集、自己学習と組み合わせる方法も考えられます。
IT・テクノロジー関連のニュースを英語で読む
最新技術、業界動向をチェックしながら、IT英語に慣れることができます。 興味のある分野にもよると思いますが、私はTechCrunchのUS版をよくチェックしています。
Udemy™で学習したいテーマを英語で視聴
Udemyは世界最大規模の動画学習プラットフォームで、プログラミング、データサイエンス、AI、言語学習などさまざまなテーマが扱われています。IT関連のコンテンツの中には、英語で解説されていて、世界レベルでレビュー評価が高いものが多数あります。日本語字幕も付けられるので、IT関連技術のスキルアップをしながら、ついでに英語学習してみてもいいかもしれません。
当社ではUdemy Business*1の利用を希望する場合、その利用料は会社が負担してくれます。
費用を気にすることなく、興味があるコンテンツを学びたい放題です!
- *1
- Udemy Business:オンデマンドの学習プラットフォームであるUdemyの講座の中から、ビジネスに特化した講座を厳選した定額・学び放題の法人向けサービスです。IT、ビジネススキル、語学など、幅広い講座がラインナップされています。Udemyは、Udemy, Inc.の商標です。
おわりに
最近ではChatGPTなど自動翻訳技術が進歩し、英語が分からなくても仕事に大きな支障はないかもしれません。ですが、全く異なる国や地域に生まれ育った人と、一言通じるだけで分かり合えるような感覚は本当に素晴らしいことです。私自身も英語を学んでいたからこそ、海外から来日したエンジニアのアテンドをして仲良くなったり、展示会に説明員として参加してお客さまに英語でご案内したりと刺激的な経験をすることができました。
みなさんもぜひ続けられる方法を探して、英語学習を楽しんでください!
2025年4月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
ネットワーキング事業部 DCエンジニアリング本部 溝口 弥生
※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。