私が開発している組込ソフトウェアとは、名前の通りさまざまな機器に組込まれて特定の機能を提供する小さな電子回路です。皆さんがお馴染みのスマートフォンやデジタルカメラなどでも、組込ソフトウェアが活躍しており、いまや製品の機能を決定しているのはハードというよりはソフトであるといっても良いかも知れません。
例えば、外出先から家電品や住宅設備に指示を与えて、帰宅前に室温を調整したり調理をしたり、運転中の車が運転者の疲労度を察知して、休憩を促したり…。私たちを取り巻くあらゆるモノや設備がインターネットに繋がり、お互いに協調して動くIoT(Internet of Things)によって、子供の頃「夢物語」だったことが、どんどん現実に変わっています。
そんな未来を作るのが、私たち技術者の仕事なのです。いつまでも夢を描く想像力を、大切にしていきたいと思います。
